我が子は「超」がつく
「人見知り」
「場所見知り」。
受験を考え始めてからも
やっぱり向いていない?
なんで我が子だけ…?
と思うようなことばかりでした。
✅この記事の内容
- 人見知りは賢い証拠?
- 親が日頃から失敗を見せる
- 我が子が人見知りを克服した経緯
- 受験までに試すべきオススメのこと
- 「慣れる」ことが一番の近道!
お受験初めてでしたが、無事第一志望・第二志望(都内難関共学校・女子校)共にご縁を頂きました。
塾ではいつでもママにくっつき、
椅子にも座れず…
かなーーーり悩んだ時期もありましたが
、子供はビックリするくらい年長の1年間で成長し、変わります!
実際我が子は
別人のように変わりました!!
同じように悩んでいる方に
少しでも希望を持っていただけたら
幸いです!
「超」がつく人見知り・場所見知りだった我が子
まず初めに、一人っ子4月生まれの我が子がどれだけ人見知り(場所見知り)だったかをお伝えしておきます。
家では、声も大きくひょうきんで、良くしゃべります。
同世代のお友達とは仲良くできます。
しかし、初めての大人・初めての場所が
とにかくダメでした。
受験するにあたり、
本当ーに私は苦労しました。
- 挨拶できない(初めて園長先生に挨拶できたのは、年長の夏)
- 運動会でもみんなと同じ衣装を
一人だけ身に着けない - 学年が上がって、先生やお友達が変わると泣いてしまう。
でも幼稚園は好きだったので、ママから離れられないことはありませんでした。
- 病院で口をアーと開けられたためしがない(意地でも口を開けません)
- 歯医者は6回トライしましたが椅子にも座れない
- 美容院は入口で固まり、中にすら入れない
自分が嫌だと思ったら、
何が何でも嫌なのです。
大人がなんと言おうと、
ご褒美をあげようと、
絶対にやりません。
私の洋服が引きちぎれるほど、引っ張り抵抗します。(年長に上がってもずっとでした)意思が強く、超頑固です。
(新年中時)
- 座っても私の手を握ったまま離さない
- 手など絶対にあげない。周りを観察。
- 前にでて発表などは、下を向く。
言えない。 - 発表できるようになっても
蚊の鳴くような声。
(新年長時)
- 先生が変わったことで、塾に行きたくない病再発
- 行動観察クラスは数か月、
一人ずっと立ったまま参加せず見学 - 口頭試問は蚊の鳴くような声で
ほぼ聞こえない - 行動観察では「いいよ」しか言わない(意見言えない)
お勉強自体は嫌いではなかったので毎週頑張って連れて行っていましたが、
親としては辛い状況が続き、
毎回私が泣きそうでした…
自分でもよく頑張ったなと思います。
いかがでしょうか‥
わりと強者ですよね(笑)
そんな我が子が、年長の夏ころから
- 急に積極的になった
- 手を挙げるようになった
- 本番面接もばっちりだった
その経緯をお伝えします。
人見知りは賢い証拠?
新年中、お受験塾の初日。
どんなにひどい状況だったかをお伝えしておきます。
悪夢でした。
- 家を出る時から「絶対行かなーい!」
- 塾の入口で大声のギャン泣き
- 見かねて、他のお母さまが飴などをくれる始末…
- 授業開始後40分ほど中に入れず
- 先生が教材やプリントを教室の外まで持ってきてくれる
- 授業を覗きつつ、教室の外でプリントをやり始めました。
プリントをやるのは嫌いではなかったので、
その後集中してやっていました。
他の子はきちんと椅子に座って楽しそうにやってるのに…
我が子だけなんで?
なんだか悲しく、恥ずかしい気持ちでした。
凹みました。
授業が終わってから、授業を担当していたベテランの先生が私の所へ来て
お声がけ下さいました。
こういうお子さんは、本番試験の時しっかりやってくるから、今は全然気にしなくていいですからね!
「試験の時しっかりやってくる?」
その言葉を信じて、
毎週頑張ることにしました。
人見知りや場所見知り=観察力に長けている
人見知り・場所見知りの子は、警戒心が強く、
その分とてもよく観察しています。
- どんな場所なのか
- どんな人がいるのか
- 周りの人が何をやっているのか
- 何を話しているのか
参加しなかったり、なじめなかったりするのも
興味がないわけではなく、
色んなことを見て聴いて
感じ取っているのです。
とても慎重で、勇気が出なこともしばしば。
我が子の場合は、
「失敗したくない」
「間違えたら恥ずかしい」
という気持ちも大きかったようで
一歩を踏み出すのに
長~い時間がかかりました。
プリントをやっていても、間違えると急に不機嫌になり鉛筆を投げたり、難しい問題があると「もうやりたくない」という事も多かったので、プライドが高いのかな…と感じていました。
塾の先生は、わりと早い段階で我が子の性格を見抜いていらっしゃいました。
間違えるのが恥ずかしい
⇩
プライドが高い=負けず嫌いな面があるので、
この学校に行きたい!!
と本人が思えばこっちのもの
本番ではしっかりやってくるというのです。。
親が失敗を見せる?
なかなか授業にもなじめず、
プリントはもくもくとやるのに、
発言や発表することが超苦手だった我が子。
塾の個人面談にて
「もっと、お子様の前で失敗する姿を見せてあげて下さい」
というお言葉。
間違えることが恥ずかしかったり、
自信がなくて発言できない子は、
お母さんがちょこちょこと「失敗」を見せることで
「あ、ママも失敗するんだ!」
「失敗してもいいんだ!」
と思えるようになってくるらしいのです。
それから、
やたら失敗する様子を見せました笑!!
例)
- 納豆の細巻にトライしてひどい仕上がり
⇒ちょっと失敗しちゃったけどごめんね!次のきれいに巻けるように頑張る! - スーパーで買い忘れて帰ってきてしまった
⇒あー。また買うの忘れてきちゃった。でも明日買えばいいか! - 塾に行くのに、自分用の筆記用具を忘れてしまった
⇒娘に鉛筆を1本かしてもらう - やってみたことがうまくいかなかった
⇒また違う方法でトライしてみればいいか!
などなど、
何かとちょっとした失敗を
見せるようにしました。
- 失敗しても大したことじゃない!
- 失敗しても、次チャレンジすればいいよね!
という気持ちを、少しづつ植え付けました。
そんな日々を過ごしていると、
徐々に変化が表れてきました。
一人だけ立って見学していた我が子
⇩⇩
「今日の授業は簡単そうだった」
「来週やってみようかなぁ」
!!!
と、少し心の変化が見え始めたのです!!!
蚊の鳴くような声ですが、
少しづつ手を挙げる
機会が増えてきました。
間違えてもいい!
失敗しても大丈夫!!
という気持ちが、我が子を少し前向きにしたんだと思います。
とっておき!キッザニア園児限定日!!
人見知り・場所見知りの我が子が一番変わったきっかけとなったのが
「キッザニア」です!!!
我が家はそれまで一度も訪れたことがなく、
コロナ禍もあって人混みは避けていたのですが…
- 受験前でいつまでも塾に慣れない我が子に切羽詰まっていた
- とにかく人見知り・場所見知りを
克服してほしかった
という理由で、
7月に幼稚園を1日休んで「キッザニア」へ!
これが本気で効果抜群でした!
【我が子のキッザニアに行った後の変化】
- ママから離れても自分でやってみる!という自主性
- 自分でできる!という自信
- ママと特別な日を過ごした満足感
- 将来の夢(職業)が見つかる
私は、キッザニアに行くことで
少し変わるきっかけになって欲しかったので
1週間ほど前から子供に
仕込みました!!
- 幼稚園を特別に休んでママと遊びに行くと伝える
- やってみたい仕事を自分で選ばせる
- 子供しかできない「特別なお仕事」だと伝える
とにかく、楽しみだねーー!という事を伝え、ワクワクした状態で参加できるように気分を盛り上げました。
【園児限定の日】
キッザニアには、いろんな限定プログラムがあります。
中でも、キッザニアデビューにオススメな「園児限定」の日。
✅3歳~小学生未満限定で、ゆったり体験できる
✅初めての人にも分かりやすくスタッフ増員
✅小学生以上は入場すらできない
つまり、4月生まれ年長の我が子からすると、
ほぼ自分より小さい子しかいない状況なのです!!
- 自分より小さい子でも一人でやっている
- 自分より小さい子もママと離れている
- 自分よりできない子が沢山いる
自信をつけるには最高の環境!
そしてお受験に必要な要素が沢山!!!
- 初めて会うスタッフの方からお仕事の説明を受ける(話を聞く)
- 初めてのお友達と一緒に作業する(行動観察)
- みんなの前で発表したり披露する(人前で発表する)
- 初めてのことをやってみる
自分より小さな子が、ママから離れて一生懸命やっている姿をみて、
我が子はとても刺激を受けているように思いました。
「絵本を作る」という出版社のお仕事体験
⇩⇩
- 「大きくなったら本を作る人になりたい」
- 「みんなが喜んでくれるから」
と、将来の夢までできてしまいました!
家に帰ってからも、
主人や祖父母に「今日こんなことをしてね」
と自分の体験を嬉しそうに報告する姿を見て、
幼稚園1日休ませた甲斐があったー--!
と思いました。
実際、この日を境に
急に我が子は積極的になりました。
「やってみたら初めてのこともできた!」
という経験が、ものすごく
自信につながったように思います。
ちなみに、キッザニアで
初めてのことができた時は
思いっきり褒めました!!
場所見知り克服法!
場所見知りを克服するために
我が家が試した方法。
- 都内の楽しい遊具がある公園を攻略!
- 受験予定の学校の周辺をドライブ・散歩する
- 受験予定の学校のパンフレットを見る
初めての場所=警戒してしまう
という事を少しでも減らせないか?
まず我が家では
初めての場所=
家族で行く楽しい場所
という所から始めてみました。
家族と一緒に初めて行く公園は、
子供にとってワクワク。
新しい遊具に挑戦したり、
遊んでいるお友達の順番を待ったり
一緒に少し遊んでみたり…
親の頭の中は「お受験」でいっぱいでしたが、
週末家族で初めての公園に行くことが
私たちにとってもリフレッシュの時間となりました。
でも…
やっぱり目指すは
受験する学校で場所見知りが出ないこと。
週末の公園の帰り道、
受験校の周りをドライブしたり、
周辺を散歩したりする機会を増やしました。
※コロナ禍で、外部の人が構内に入れる機会はとても少なかったので。
家では、嫌がらない程度に
お受験予定の学校のパンフレットを見ながら
「この学校この前通ったよね!!」
「この制服素敵だね~!」
「この学校はお花が沢山咲いてて綺麗だったよね!」
何気なく校のイメージや、
実際に行ったことある!
という経験を増やしました。
これも、実際我が子にとって効果テキメンでした。
場所見知りのある我が子にとって
- 「以前来たことがある」
- 「知っている」
というのはとても大きく、
緊張せずに試験会場まで向えるというメリットが!
だんだんと
「ここに通いたい」という気持ちも
芽生えるようになりました。
まとめ
「超」がつく人見知り・場所見知りがあった我が子は、年長の間に別人のように変わりました。
年長夏頃には行動観察でも意見を積極的に言い
受験本番の面接もハキハキとばっちりでした。
授業参観で積極的に手を挙げ発言している姿を見て驚きました。
幼稚園での様子・お受験塾での様子を知っているママさんには、本当に驚かれる程です。
一人ひとり、人見知り場所見知りの理由などは
違うと思いますが、
我が子の場合は
- 間違えるのが恥ずかしい
- 間違えたらどうしよう、怖い
- 自信がない
- 初めての場所は怖い
という事が大きなポイントでした。
その為に我が家が実行したことは
- ママが普段から失敗を見せる
⇒失敗することは大したことじゃない
⇒ママでも失敗する - キッザニア園児限定日に連れていく
⇒自分より小さい子がやっている姿を見せる
⇒初めてのこともやってみたらできた!と自信につなげる - 初めての場所=家族で楽しむ体験にする
- 受験する学校に何度も足を運ぶ
⇒学校を「知っている場所」にする
人見知り・場所見知りの子供は
✅自分を客観的にみることができます
✅危機管理能力も高いです
✅よく考えて慎重に行動することができます
✅周りに流されず、自分で判断します
ここに、
「自分ならできるという自信」
「やってみよう!というチャレンジ精神」
が加わったら、最強です!!
これは、家族の行動と意識、
環境をちょっと変えるだけで
可能なのではないかと思います。
少しでもご参考になれば幸いです。