お話の記憶ってどうやって練習すればいいの?
小学校受験の考査で出題される
「お話の記憶」。
お話の記憶が苦手…
というお子様も多いのでは?と思います。
✅この記事の内容
- お話の記憶のすすめ方・やり方
- お話の記憶にはパターンがある
- 日々の生活で「お話の記憶」を得意にできる
実際我が子も
お話の記憶が苦手でした…
しかし、受験本番前には
「お話の記憶が長い」で有名な
都内有名共学校クラスでも
満点を取れるほど得意になりました。
体験したからこそわかる
リアルな内容
お伝えします!
お話の記憶に絶対必要な
「4つのチカラ」の記事もチェック必須です。
お話の記憶のすすめ方
最初はどんな事から始めればいいの?
おそらく、お受験の勉強を始めるのは
早くても新年中(年少11月~)からだと
思います。
年齢や学年によって進め方が違うので
詳しくお伝えしていきます。
年中(4歳)進め方・取り組み方
✅簡単な問題から取り組もう!
最初から難しい「お話の記憶」を取り組むと
- できない
- 苦手
- やりたくない
という悪循環に陥ります!
とにかく短く簡単な問題から
スモールステップですすめることがポイントです!!
「出来た!」「簡単!!」と思わせることが、お話の記憶を得意にさせるコツです!!
年中の頃は
- お話の記憶に慣れる
- 解答用紙&解答方法に慣れる
という事が結構大事です。
ハイレベルで有名な某小規模塾では
年中の1年間は下記の方法を徹底していました。
- 解答用紙を見てプリントを指をさしながらお話の記憶を聴く
- 指示(緑の〇を着けましょう、オレンジの△をつけましょう)通りにできるように練習をする
お話の記憶に必要な4つのチカラでも
お伝えしましたが、
語彙力や知識がとても大切になってきますので
- 短文の記憶(解答用紙見ながら)
- 長文の記憶(解答用紙見ながら)
- ことば
- 季節
- お話づくり
- 昔話
などの問題集を同時に進めておくことをオススメします。
Qこの季節と同じものに〇をつけましょう
Qこれと同じ果物が出てくる昔話に〇をつけましょう
知識がないと答えられない問題が出題されることも多いので、
「お話の記憶」だけやっても、足りません!
年長(5歳)進め方・取り組み方
某塾では、「お話の記憶の問題を
毎日2,3問はやって下さい。」
と言われていました。
毎日2.3問って多くない!?
…無理!!!
長文の「お話の記憶」を2,3問ではないので安心してください!
短文の記憶×2 長文の記憶×1 でも十分です!
年長になると、「お話の記憶」の
解き方やコツなどがだんだん
子供なりにわかってきます。
新年長の年明け頃からは
某小規模塾では下記方法を徹底していました。
- 解答用紙は裏返してお話を聞く
- 指示(緑の〇を着けましょう、オレンジの△をつけましょう)通りにできるように練習をする
解答用紙を裏返すと
最初は難しく感じます。
必ず慣れてきますので、
根気よく取り組みましょう!
「鉛筆のみ」「指定サインペンのみ」で解答
する事多が多いので、「赤で囲みましょう」「緑の三角をつけましょう」などの指示がでるのは特定の女子校のみという噂もあります。
年中の頃と同じように、
- 短文の記憶(解答用紙裏返して)
- 長文の記憶(解答用紙裏返して)
- ことば(応用編)
- 季節(応用編)
- お話づくり
- 昔話
などの問題集は同時に進めるようにしましょう!
Q、付属のCD音源などで練習した方がいいの?
我が子は、お受験塾の授業で音源を使っていたので、自宅学習は全て私が音読していました。
もちろん、家で嫌がらなければ練習になると思いますが、
音源で練習しなければダメ!という事はないと思います。
お話の記憶にはパターンがある
お話記憶の問題集を何冊か終えると
いくつかのパターンが決まっている事に気づきます。
まず、人間か動物しか出てきません。
- 行った場所や出会った動物などの
順番を問う問題 - 話の中に出てきたモノの
数を問う問題 - 誰が何をしたかを問う問題
- 地図を見ながら答える問題
- その他(曜日を問う・時間を問う・ルックスを記憶)
上記のパターンが組み合わさって
問題が作られていることがほとんどです。
パターンごとに、
普段の生活で取り入れられる
練習方法を伝授します!!
お勉強と思わせずに、知らないうちにお話の記憶も得意になるんです!
順番を問う問題
【例】
- 動物村の運動会で競技の順番通りに線を引く
- おつかいを頼まれたお店の順番通りの絵に〇をつける
- 家族で水族館に行って周った順番を問う
- おばあちゃん家に行く道の途中で出会った人や動物の順番を問う
この手の問題は、本当~に良くでます。
物語の流れや順番を覚えるために
【イメージするチカラ】
が必要です!!
- 実際の色々な体験をする
- 絵本の読み聞かせ
- 紙芝居(これは想像力UPにとても有効!)
- 寝る前に電気を消してママがお話を作る
- 実際水族館や動物園に行った日には夜に「今日〇〇見た後に△△見たよね~!可愛かったね!」という風に、一日の流れをストーリーとして頭で想像するチカラを養います!!
ママやパパのお話作りは、想像が膨らんでとても効果的ですので
是非試してみて下さい!
数を問う問題
【例】
- おつかいで頼まれた野菜の数、絵の横に〇を書きましょう
- 動物園でキリンの親子とフクロウ2羽見ました。足の数は全部で何本か〇を書きましょう
- お誕生日会で○○君と△△ちゃんに一人2枚ずつクッキーをあげたので、1枚残りました。最初何枚のクッキーがあったでしょう。
数を問う問題は、良く出ます。
お話の中で数が出てきたら、
問題に必ずでるので
自分の手に数を覚えさせましょう。
(机の下などで手を動かして覚えます)
- お買い物ごっこをする(リンゴ3個とミカン2個下さいなど、数を指定して覚える練習に効果的です!)
- 夕飯の手伝いなどで「一つのお皿にミニトマト2つ乗せてね」など、数を指示してみる。
- 日々の生活で数を意識して伝える
お買い物ごっこは、実は女の子も男の子も、大好きです!
我が家では、ビー玉や鉛筆・お菓子・おもちゃなど色々並べて
お店屋さんごっこしました。
「青いアメ3個と、赤いアメ2個と、鉛筆を5本下さい」と、
だんだん難しくしましょう笑!
誰が何をしたかを問う問題
この問題は、絵と絵を線で結んで解答
するものが多いです。
【例】
- 森の音楽会。リスは鈴を演奏し、タヌキはカスタネット、キツネはバイオリン…
- 運動会の借り物競争。くまは眼鏡、うさぎはタオル、サルは帽子を借りました。
- クリスマスプレゼントに、お母さんからは靴・おばあちゃまからはバッグ、お父さんからはくまのぬいぐるみをもらいました。
このように、誰が何をしたかを
結び付けて覚える問題も良く出ます。
いかに頭で想像できるかがカギです!!
- 動物は好きなキャラクターなどを想像すると覚えやすい!
- 例えば森の音楽会の場合「リス鈴」「たぬきカスタネット」など、心の中で唱えて覚える
好きなキャラクターで想像すると覚えやすいと某塾の先生からアドバイスいただき、
サル…おさるのジョージ
ウサギ…しまじろうのミミりん
ぞう…ダンボ
などのキャラクターを拡大コピーして、リビングに張り付けていました笑
地図を見て解く問題
これは、地図を見ながらお話を聞いて、
解答する問題です。
【例】
- 三角屋根で二階建ての家が〇〇ちゃんの家です。そこから出発して、1つ目の角を右に曲がり突き当りを左に曲がって…
- お買い物に行きます。家を出発した最初に八百屋さんに行き、それから花屋さんでカーネーションを買ってからパン屋さんに行き…
地図の問題は基本的に指をさしながら
場所を覚えていきます。
地図上で右や左に自由自在に
移動できるチカラが必要です!
- 普段の生活で「交差点を左に曲がるよ」「T字路を右に曲がるよ」など、右・左・交差点・四つ角・突き当り・T字路という言葉を使い、理解させます。
- 紙の上で小さい人形などを使って左右の感覚を身に着けます
紙の上で右に曲がったり左に曲がったり…というのは、とても難しいです。混乱します。
我が子は、家から幼稚園までの地図を実際歩きながら画用紙に描き、
自宅で小さな人形を使って動かして遊びました。
曜日・時間・人の服装を記憶する
上記のパターンの中に、
曜日・時間・服装など色々組み合わせて
入っている場合が多いです。
【例】
- 今日は金曜日です。明日は待ちに待った運動会です。⇒運動会の曜日を問う
- 今日は遠足です。朝7時に起きる予定が、ドキドキして6時に起きてしまいました。
【遠足の内容】夕方4時に家に帰ってきました。⇒それぞれの時間を問う - お父さんと買い物に行きました。お父さんはベレー帽をかぶって、眼鏡をかけています。僕はお気に入りの野球帽をかぶってリュックサックを背負っていきました。
⇒沢山の絵の中から、お父さんや男の子を選ぶ
これらの問題も
日々の生活で意識することで
なんなくできるようになります!
【時間】
口頭試問などでも、
- 何時に起きますか?
- 何時に幼稚園に行きますか?
など時間を聞かれることもありますので、
普段の生活で時計をみて、時間を意識して伝えるようにします。
【曜日】
月曜日から日曜日までの理解だけでなく、
- 昨日は何曜日か
- 明日は何曜日か
など、前後の曜日もスラスラ答えられるように
しておくと良いです!
【洋服のなどの記憶】
これは、まず知識・語彙力も必要です。
- ベレー帽・キャップ・野球帽・麦わら帽子
- ノースリーブ・半ズボン・ワンピース・スカート
- 法被・着物・浴衣・下駄・草履
言葉を聞いてどんなものか知っていなければ、答えることもできません。
まとめ
今回は、小学校受験の「お話の記憶」について
- 年中・年長での進め方
- 設問のパターン
- お話の記憶を得意にするコツ
という項目でお伝えしました。
実際我が子は苦手だった「お話の記憶」。
問題に慣れることはとっても大切ですが、
日々の心がけでぐんと得意になります!
設問パターンを知って、日々の生活を工夫しよう!
- 順番を問う問題
- 数を問う問題
- 誰が何をしたかを問う
- 地図を見ながら解く
- 曜日を問う
- 時間を問う
- ルックスを問う
お話の記憶の問題集以外にも、
知識や語彙力が必須なので
同時に進めよう!
- 短文の記憶(解答用紙見ながら)
- 長文の記憶(解答用紙見ながら)
- ことば
- 季節
- お話づくり
- 昔話
オススメの問題集については
コチラの記事にまとめました。
お話の記憶は必ず得意になります!
是非参考にしてくださいね!!