最初に
願書がいかに大切かお伝えしておきます。
受験本番のペーパー、行動観察、面接
これらは、1発勝負です。
でも願書は?
唯一自分の家庭や熱意をアピールできる書類です。
しかも、時間をかけて考え、
何度も練り直すことも出できる!!
これを100%で取り組まない
理由がない!!という事です!
完璧な願書を提出しましょう!
✅この記事の内容
- 小学校側は願書で何を知りたいのか
- 学校にとって願書こそ、面接の重要な資料
- 願書で子供自慢は意味なし?
- 家庭の教育理念って何?
- 教育理念が決まったらこっちのもの!
我が家はお受験初めてでしたが、第一・第二志望の都内難関校から無事ご縁を頂きました。
願書は添削もある程度して頂きましたが、
第一志望の小学校の面接時に第一声で
「願書だけ見たら合格なんですけどね!」と
にこやかに先生に言われ、その後考査も終え無事ご縁を頂きました。
実際願書はこだわって書いたつもりです。
経験してきたからこそお伝えできる内容を
わかりやすくお伝えしていきます。
100点の願書で挑みましょう!!
小学校側は願書で何を知りたいのか
願書に何を書けばわからない!
という方も、学校側が何を知りたいのか?
という事を理解すれば、
準備の仕方が変わってきます。
教育方針・志望理由などかたい言葉ではなく
わかりやすくお伝えすると、
ズバリ!
- どんなご家庭で何を大切にしているか
- 本校をどのくらい理解しているか
- どうして本校を希望するのか(学校の魅力や理由)
学校側は、入学希望者の願書を1枚1枚しっかりと読み、面接時の重要な資料になさっています。
沢山の教職員の方たちが丁寧に目を通し、
面接時に何を質問するかを話し合うのです。
本気かそうでないかは、
願書の文面を見ただけですぐに見抜かれます!
- どんな家庭で
- この親御さんからどんな風に子供が育ったのか。
- なぜ本校なのか。
それが伝わる文章を書かなければ、
先生の目にも留まらないということです。
学校の教育理念や文章を引用したり、
我が子がどんなにすごいかという
「子供自慢」を書いたところで、
家庭の良さは伝わらないのです。
家庭の教育理念とは?
要は…
- 子供にどのように育ってほしいか
- 家庭で大切にしていること
【例えば】
- 自ら考えて行動する
- 思いやりの心
- 目標に向かって粘り強く
- 奉仕のこころをもつ
- 協調性をもつ
- グローバルな視野を持つ
など、ご家庭によって大切にされていることは
様々です。
どんなり立派な「教育理念」だとしても、
大切なのは、そのために日々どのように
工夫し、実際に行動しているかということです。
年長さんのの1年だけではなく、
「毎年恒例行事」として家族で取り組むエピソードなどがあれば完璧ですね!!
「日々の生活」「休日の過ごし方」こそ願書に直結する!
立派な「家庭の教育理念」を願書に書いても、
具体的な記述がなければ先生に伝わりません!!
- 「どんな風に育って欲しいのか」
- 「そのために子供とどんなことをしてきたのか」
これを書くことで、
初めて先生にアピールできるのです。
ほんの一例ですが、
日々の過ごし方のヒントをお伝えします!
【自ら考えて行動する】が教育理念の場合
- 普段からあまり手を出しすぎず、見守る姿勢で接する
- 失敗は成功のもと!
- 初めてのことに挑戦する機会を増やす
子供への接し方も意識するようになりますね!
【毎年家庭菜園をやっている場合】
去年 | 今年 |
種から植えたらあまり育たなかった | 苗から植える方法に変えた |
沢山植えたら枯れてしまった | 植える量を加減してみた |
植える野菜の種類は親が決めていた | 自分で植えてみたい野菜を選んだ |
料理には興味がなかった | 育てた野菜で料理を作ってみた |
こうやって、試行錯誤して
工夫してみる機会を増やすことで
自然と自分で考えて「次はこうしてみよう」と
行動に移せるようになるのです。
家庭菜園は、自分で大切に育てた野菜を家族で食べるという経験もできるので、
「感謝して頂く」という食育にも
とってもいいですよね!
【思いやりの心】が教育理念の場合
- まず親がお手本となり、誰に対しても
親切で愛情深く接する様子を子供に見せる - 相手の立場に立って考えるような
会話や振る舞いを増やしてみる
まず自分自身ができているか?
がポイントですね!
普段の生活で思いやりの心を育てることができます。
挨拶 | ありがとう・ごめんなさいなど基本的な「挨拶」を大切にする |
感謝のこころ | 「いただきます」「ごちそうさま」毎日普通に生活する事が幸せであることを伝える |
資源を大切に | お水・電気・物など、地球の資源を大切にすることを教える |
お友達との関わりかた | 「自分だったらどうするか」と、相手の立場に立って考えられるように親子の会話で意識する。公園で順番を守るなど、基本的なこと。 |
年中行事を味わう | 日本で大切にしている1つ1つの行事を丁寧に過ごす |
特別なことは一つもありませんが、
親子の会話や日々の過ごし方の積み重ねで
思いやりの心は育まれるものです。
【目標に向かって粘り強く】が教育理念の場合
- 手助けをするのではなく見守る姿勢で
- 興味を持った事に挑戦をする環境を整える
- 何かを「達成する」経験を多く持つ
最初 | 現在 |
健康な体を作るために始めた登山 | 頑張らないと登れない様な山に登れるようになった |
最初は転んで半べそだった | 弱音一つ吐かず黙々と頑張るようになった |
最初は親に連れられて行っていた | 自ら登山の準備もできるようになった |
体力がなく疲れやすかった | 体力がつき、他の運動も得意になった |
頑張るように変わっていくものです!
このように、家族で取り組んできた経験を具体的に願書に書けばよいという事ですね!
まとめ
この記事では、願書に欠かせない
「家庭の教育理念」について
詳しく説明しました。
早いうちに夫婦で話し合い、
子供がどのように育って欲しいかという事を決めると、
✅日々の接し方
✅休日の過ごし方
が変わってきます。
ちなみに…
我が子は「超」がつく人見知り・場所見知り・恥ずかしがりやだったので、
「本番の面接や行動観察では緊張してこの子の良い部分が出ないかも…」と思い、
- 「自分で決めたら最後までやり抜く」
- 「周りを良く観察し、自分で考えて行動できる」
という事を願書でアピールしておく必要がありました。
子供の短所も、具体的なエピソードで
フォローしておくことが可能です!!
〇〇をした時、娘(息子)がこんな表情で「△△」と言った。
などと、子供の細かい描写を願書に入れることで、学校側としてはそのご家庭やお子様を想像することができます。
もう一度お伝えしておきますが、
願書は
- 本番前に唯一小学校にアピールできる
- 準備に時間をかけることができる
- 面談の内容にも関わってくる
お受験にとっても重要なものです!!
ついついお受験のペーパー対策ばかりに
気を取られて、
気が付いたら8月!!
願書どうしよう…
とならない様に、
日頃から意識して過ごすようにして、
100点の願書を目指しましょう!